住職のウンチク

諸経に学ぶ

阿弥陀経

姚秦の三蔵法師鳩摩羅什、詔を奉りて訳す  かくのごとき、我聞きたまえき。  一時、仏、舎衛国の祇樹給孤独園にましまして、大比丘衆千二百五十人と倶なりき。  みなこれ大阿羅漢なり。  衆に知識せられたり。 ...
一口法話

盆が来ると思い出す

 お盆が近づくと、遠くふるさとを離れて都会に出ている方が、お墓参りに帰ってこられる。宗玄寺では、土曜日や日曜日に帰郷される方は珍しい。たいていが月曜から金曜にかけて・・・。 それには理由がある。 ①土日は新幹線が行楽客などで...
一口法話

繰り返す風評と偏見

 「福島ナンバーの車の給油はご遠慮ください」(GS) 「福島の方の入店はご遠慮ください」(コンビニ) 「福島ナンバーのままでは首都圏へ持ち込まないでください」(運輸) 「営業停止区域ですから引っ越しの運送はできません」(運輸) 「...
一口法話

日本の仏教は便乗仏教か?

 宗教とは、そもそも人がその一生を如何に生きていくべきかを深く考える存在である。仏教では、大乗・小乗など区別をしているが、「如何に仏になるか」ということである。  仏といっても、それは本来の意味は『仏陀』なので、つまり『覚者...
一口法話

霊とケガレ

先祖の霊が眠むっとる ご院さん。仏壇やお墓は先祖の霊が眠むっとるところですなー れ、れ、れーっ!!  意地悪根性がムクムクと湧き出て、  あのなー、葬式の弔辞におもろいのがあるぞ。 何んでんねん? 安らかにお眠りくださ...
一口法話

仏教の宇宙観

 無数、不可思議、微塵 などという言葉があるが、これは仏教経典の中に出てくる数の単位である。 正の方向には、とてつもなく大きな単位の数があり、負の方向にも限りなく小さな数の単位が出てくる。  仮に私たちの存在場所が正負の中間...
一口法話

母の還浄

 2月12日、夜遅くまでPCに向かってキーを叩いていた。目もショボショボ、背中も痛くなり、「今日はこれまでにしよう」と、ホームページ作りを終わって、ADSLになった気安さから友人にメールを送ったのは日付も変わった13日の0時半頃。...
一口法話

登校拒否

 東京の大田区池上に日蓮宗の大本山である長栄山本門寺があります。その寺から出ている小冊子の2月号に「一寸いい話」と題して本門寺の貫首さまの投稿を目にしましたのでご紹介してみたく思います。 一寸いい話を聞いた。 登校をしぶ...
徒然なるままに

頓珍漢

法事にお参りに行きました。 やおら座って前を見ると、な、なんと。香炉の中の線香らしき燃えがらのなんと太いことか。おまけに長さ約2㎝太さ約8㎜の黄色い筒のようなものがあるではあーりませんか。  意地悪根性がムクムクと湧き出て、...
徒然なるままに

この石頭め!!

 先だって、S市の病院へ友人のお見舞いに行った。が、どの病室に入っているのかを、ご家族に聞いていなかった私が悪い。面会をすべく案内所で訊ねてみた。  どなたが入院されていますか?  ○○さんです。  ○○さんでは解りません。  △...
トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました