今から10年ほど前に、古市小学校の4-5年生の希望者を対象に「通学合宿」という2泊3日の行事を開いていた時の事です。「自然学校」や「修学旅行」で、みんなで合宿することには馴れているでしょうが、それとはひと味違う体験を子どもたちにさせようという地域の計画なのです。
学校から合宿所へ帰り、みんなで食事を準備し、地域の支援者の家で2人ずつほどが「もらい風呂」をし、家族の方との交流をしました。その後、合派宿所に戻って、お話を聞く交流タイムがありました。
その話に「目からウロコ」が落ちた児童がいて、近所のおばちゃんにそのことを話したというのです。今は大学生になって、あの頃はちょっぴりオテンバだったが、今はステキなレディーになっているという事を聞いたのです。
やがていつかはお母さんになった時、自分の子どもに、そんな話をしてくれる事を願っています。60の手習いではありますが、忙しい毎日でしょうが、コツコツと続けて行く姿を大事にして行く事が大事なのですねぇ。
炎天の中での立ち話で、10年前のできごとや、今年はライブ演奏会の話が弾んで、地域とのコミュニケーションがだいじだなぁと改めて確認したのでした。
その子は中学校では吹奏楽部に入り、テナーサックスをやっていました。一級先輩の近所のお姉さんは、オーボエだったと言いますから影響力というものは不思議なものですねぇ。