境内の片隅で秋の虫が鳴き始めた

ナタ豆が実った。ナタで叩き切らないと固いというほどの大きな固い豆だ。

コスモスが咲いている。今年はオニユリと一緒に咲き始め、すでにオニユリは咲き終わってしまった。

植木鉢にたくさん咲き誇っているサギソウ。白鷺が羽を広げて飛んでいるようだ。自生のサギソウは絶滅危惧種になっている県もあると言われる。

アップにするとこんな花。

 いよいよ子どもたちの「夏休み」も終わって2学期が始まる。今年は異常な暑さのせいなのか、自然の生態がおかしい。コスモスとオニユリが同時に咲き、ニイニイ蝉は姿が消し、ヒグラシもアブラゼミもごく僅かしか聞かなかった。ツクツクボウシもクマゼミも1日聞いただけ。
 そんな中で、コオロギの類いは今年も例年のごとく鳴き始めた。夜中に目が覚めて外に耳をすますと、草むらから鳴き声が聞こえて来るのであった。

 「暑いねぇ」と言うのが挨拶代わりだったが、間もなく「寒いねぇ」と言うのだろう。「涼しいねぇ」とはなかなか言わないのだ。

 境内で秋の虫が鳴いていた。録音機を持ってそっと近づいて鳴き声を収録した。しばし秋の虫の音をば・・・。

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