いよいよ子どもたちの「夏休み」も終わって2学期が始まる。今年は異常な暑さのせいなのか、自然の生態がおかしい。コスモスとオニユリが同時に咲き、ニイニイ蝉は姿が消し、ヒグラシもアブラゼミもごく僅かしか聞かなかった。ツクツクボウシもクマゼミも1日聞いただけ。
そんな中で、コオロギの類いは今年も例年のごとく鳴き始めた。夜中に目が覚めて外に耳をすますと、草むらから鳴き声が聞こえて来るのであった。
「暑いねぇ」と言うのが挨拶代わりだったが、間もなく「寒いねぇ」と言うのだろう。「涼しいねぇ」とはなかなか言わないのだ。
境内で秋の虫が鳴いていた。録音機を持ってそっと近づいて鳴き声を収録した。しばし秋の虫の音をば・・・。