1月の中頃、立ち寄った市民センターでマイナンバーカード作成のための市の「出店」(?)があったので作ってもらうことにした。経費は入らない。「タダ」なのだ。1ヶ月ほどしてカードが届いた。従前の「通知書」は役所に返却。
早速に利用したのは「ドローンの機体登録」だった。つまりは「身分証明」ということだ。その後そのままにしていたのだが、「マイナンバーカード」にはたくさんの情報がすでに入っているという。それを確認するにはパソコンか携帯にアプリをインストールして登録すれば良いということなので、若い方にやってもらうことにした。そんなに難しいことではなかったが、何しろ初めてのことには「躊躇」してしまうのだ。
試しに「薬剤」の処方がどうなっているかを見てみると、先月もらった「常備薬」がちゃんと表示されるのだった。いやそれどころではない。年金の支給状況、税金の納付状況、新型コロナワクチンの接種証明もある。
もう私の感知する範疇ではないことが記録されているではないか。「一億総背番号」と揶揄していたものの、もうこうなれば自分のデータを活用することにしようと。公金の収納口座を登録すると7000ポイントが付くというではないか。その口座もわざわざ新規に開設する必要はなく、すでに市役所に登録している銀行口座で良いと。「還付金詐欺」に勧誘される必要はなくなる?
「還付金があるって? いやそれならもう登録してありますからそこへ振り込んで頂けるんでしょう? 何をわざわざ聞き出そうとされるんですか?」
と撃退できるわなぁ。
「健康保険証」も「診察券」も「お薬手帳」も「運転免許証」も、その他諸々のポイントカードも、携帯をかざせば用が済むことになるという。現に私は数種の「ポイントカード」「Suica(駅の改札パス)」「防犯カメラの監視」などに携帯を活用している。
ありとあらゆる「個人データ」が記録されている世の中になった。自分のデータがどのようになっているのか「知らない」ということになると、まさに「チコちゃんに叱られる」ということになる。
私などは、ネットで「ケツの毛」まで公開されているから名前や顔ぐらいはどうということはない。「名刺入れ」には「マイナンバーカード」「運転免許証」「無線従事者免許証」「JAF会員証」「ラジコン操縦士登録証」『』交通安全協会会員証」「図書館利用者カード」が入っている。財布にはキャッシュレスカードが数枚、ポイントカードも数枚(携帯へ入れられないもの)がある。そのうち、カードや携帯での確認ではなくて、「顔認証」で全てが解決する時代がすぐそこに来ているのではないか?
買い物も、お葬式も、医療も、全てカードレス、キャッシュレスになるだろうて。認知症になって、「帰る家がわからない」となったら、お巡りさんが携帯でパチリと顔を写したら即座に家に送り届けることが可能になるはずだ。世の中は全速力で変化しているのだった。決めている国会議員は果たしてちゃんと理解しているかは甚だ疑問だが・・・。