除夜の鐘 2021


 23時を過ぎると、雪が降る中を三々五々と集まって来られるのです。今年は大雪の予報が繰り返し放送され、新型コロナのことも放送されてか、例年よりはちょっぴり寂しい除夜の鐘でした。

 暖かいぜんざいが振る舞われました。竹酒・ちくわ・大根煮・甘酒など、いろいろ工夫を重ねましたが、ぜんざいに落ち着いています。去年は接待を控えましたが、今年はおもてなしを復活させました。

 どうぞ来年は落ち着いた年でありますようにとの思いで撞かれているのかも知れませんねぇ。記念品に干支がプレゼントされます。もうちょっとで4回りの干支が並ぶ方もあるそうです。

 本堂の一角には「水屋」が設けられいてます。「お運びさん」も始めた頃は「乳飲み子」でしたが、みんな立派な大人になりましたよ。全員が宗匠のお孫さんなのです。大晦日は宗玄寺で過ごした方ばかりです。

 本堂でよばれるお茶は、また格別なのでしょうねぇ。今年の「お菓子」は「寅」にちなんだ和菓子でした。宗匠のセンスがピカリと光るのでした。

 もてなす側も、訪問する側も、みんな堅くならずに日常の風景として流れていく時間です。

 除夜の鐘の様子はYouTubeのライブで流されました。


 鐘撞きもお接待も、どなたでも無料で参加出来ます。遠くからの来訪者もあります。人生の区切りをつけて、新しい年を、前に向かって生きていきましょう。今年の大晦日にはあなたのご来訪をお待ちしておりますよ。


 

 

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