昨日はカミさんと所用があって東広島市へ出かけた。朝8時の電車に乗り、新大阪から新幹線という行程である。自由席は3両だけ。話には聞いていたが・・・・。マナーがイマイチなのに「感心」した次第だ。
手荷物を座席の上に置いて「寝たふり」をしている若者。私などは、駅に入ると乗客が乗り込んでくるから、座れるように席を空けるが、そんな気配はない。荷物も特急料金を払っているのかも知れないが。邪魔なのはあの大きなスーツケースだ。あれはまるまる一席分を取ってしまう。
指定席に荷物を置いて座らせないようにする人や、座席を回転させて、ぺちゃくちゃと話し込んで、その席をとっている人に迷惑を振りまいても無関心という人もいるとの記事をどこかで読んだ。
客席での携帯の通話は控えるようにとステッカーが貼ってあり、おまけに回って来た車掌が直接注意しても止めない。新幹線Wi-Fiもあるから便利だが、ネットを見たりゲームをしたりと静かに過ごしてもらいたいものだ。電話をしたいならデッキへ行くというマナーは守ってもらいたいものだ。
自分だけ良ければそれで良いという風潮はいつから出て来たのだろうか? 一億総サイコパスス化していくのではないかと危惧する。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がある。マナーも倫理も、良い方へ傾斜するのは難しく、悪い方へ傾斜するのは簡単なのだ。 プラットフォームでは行儀良く並べるのに、車内に入ると人が変わってしまうのかねぇ。
目的の東広島市は天気予報の通り北風が吹いて寒かった。ジャンパーを着込んでいて正解であった。道行く人たちはまさに寒さ対策をしていた。
タクシーに乗って運転手さんとお話をしていたら、以前と違って随分賑やかになっている話題になった。なぜか人口が増えているというのだ。そして目につくのは「病院」や「開業医」の多さだった。「行列の出来る医院」があるというではないか。「床屋は噂の吹きだまり」という言葉があるが、タクシーの運転手さんも話題には事欠かないようだ。