小さくて大きな交流


 丹波の秋は味覚一色。あちこちで味覚のイベント。

 そんな中で、今日は「丹南精明園」という障害者の方々が生活する施設の秋のイベントも開かれました。

 縁あって、お招きをいただきました。

 広い芝生の庭一面に、家族の方や近所の集落のみなさんも集まって、おでんや蕎麦、フランクフルトなどの屋台を囲み、楽しい昼食の一時が過ぎました。

 いつも交流している、県立高校のブラスバンド部の生徒が、たくさんの楽器とともにやって来ていました。

 みんなの知っている秋の歌を演奏してくれました。

 予定の曲が終わって、今度は大きな拍手でアンコールがあったのですが、ちょうど中間テストの最中とかで、アンコール曲の用意までできなかったということで、ケンタッキーの我が家をもう一度演奏してくれました。

 園生の方が、生徒にお礼の花束を渡すとき、いつまでもいつまでもお互いに頭を下げあって・・・・。

 楽しい手品もありました。

 この園は、18歳から65歳ぐらいの方が生活されているのですが、近くの中学校とも交流がたびたびおこなわれ、夏には、地域の盆踊りも一緒にされています。

 兵庫県では、「トライヤルウィーク」といって、中学2年生が一週間、全員が自分の希望する地域の企業やお店、福祉施設などに通って、体験学習をすることになっています。
 
 幼稚園や保育所、デイサービスセンターはもちろん、養護老人ホームや、丹南精明園などでも働く体験をします。

 健常者と障害者を区別することなく、ごく自然に接している若者を見ると、この心をいつまでも失わないでいて欲しいと、手を合わせたくなります。

 デシカメを持って来なかったのが残念!!

 一方で食欲の秋を満たすイベントのが大々的に開かれる中で、ささやかではあっても、心の洗われる、人間としての温かさのこもったイベントもありました。

 高校生の演奏曲の中に「里の秋」もありました。


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