年に一度の報恩講が来ました。今年も門徒さんが総出で清掃奉仕をしました。
境内の掃除、本堂の掃除、そして仏具のお磨きが終わって、ピカピカの宗玄寺になりました。
毎年お磨きは徹底してチェックが入るものですから、それこそ一点の曇りもなく・・・。
お磨きのコツは | |
① | ピカール(研磨剤の固有商品名)をたっぷり塗ってから、カット綿を使ってゴシゴシと、表面を削り落とすつもりで磨き込みます。カット綿が真っ黒になったら常に新しい物と交換します。磨いていくうちにヌルヌルになりますが、こうなると磨けていません。細かい部分や筋彫りの部分は歯ブラシを使います。 |
② | 研磨剤を使って磨き上がると、次は、大きなバットにぬるま湯を入れ、中に中性洗剤をたっぷり入れたものの中に浸けます。バットの中で、スポンジや歯ブラシを使って研磨剤を完全に荒い落とします。 |
③ | 研磨剤が完全に荒い落せたら、流水で洗剤を洗い流し、乾いたタオルで湿気を拭き取ります。この段階で、磨きが不足で、真鍮サビが残っているものは直ぐに判りますから、第一工程に差し戻しになります。 |
洗剤で研磨剤を完全に洗い落としていないと、一週間程で研磨剤が白く浮き出て来ます。それを放置していますと、やがて緑青が発生していくのです。
手を抜いたか、丁寧にやったかは、一週間後に結果として出てくるのですから、みんな真剣そのものです。
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