報国教社之章

報国教社之章の包み紙
報国教社之章の表
報国教社之章の裏

 「章」のカードは5枚の紙が貼り合わされた厚紙仕立てになっていて、薄い和紙に包まれ、小さな角印が押されている。現在の名刺より一回り大きく、107×64㍉の大きさである。

 「正員」になったのは実在の人物。戦争が終わった年に彼は65才だった。この「章」は、宗玄寺の門徒であった○○○○さんの宅の古い「お内仏」の引出に納められていた。お内仏も処分されることになったので、この「章」は私が譲り受けることになった。

 「報国教社」というものが、いつ頃に発足し、具体的にはどういう活動をしたのかは全くわからない。しかし、推測するに、どうやら第2次世界大戦(大東亜戦争)に向けて「大政翼賛」していく教団の中で組織されたものであろう。そして幾許かのお金を拠出した者が「正員」となったのかも知れない。
 記録は完全に抹消されたのか、私などが調べようとしても八幡の藪の如しだ。しかし、時代の証人であることは確かだ。(2014.1.22)


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